前回の続きです。坪単価という言葉が誤解を招く原因の1番目、「建築費」の定義があまりにもあいまいで、立場によって都合よく解釈できる為。についてですが、
まず、建築費には何が含まれているか。これからしてもばらばらです。仮に10の業者があれば、10通りのパターンがあるのです。
建築費に含まれる費用の中の、一番ボリュームのある部分が本体工事と呼ばれるものですがその他に、
オプション工事費用、設計費用、申請費用、屋外(おくがい)の電気工事費や、給排水工事費、ガス工事費、外構費用などがあります。
これらの合計が建築費と私個人は思っているのですが、業者によって坪単価を計算する時にそれぞれの解釈をするものですからややこしくなります。
ある業者は、坪単価というのは、そもそも建築費ではなく本体工事費だけです、と言っているところもあります。またある業者は建築費というのは本体工事とオプション工事の合わせたものであるというところもあります。そうかと思えばウチは屋外工事も全部入れています、というところも。全部入れているが、申請費だけは別だと言う業者もいます。このように、入っていたり、いなかったりするのです。
その他、普通は坪単価としては計算には入れないような、別途費用である、基礎の補強費用、
照明、
カーテン工事、空調工事、などを入れている業者もあります全部入れてこそ本当の坪単価だと胸をはるところもあります。本当にばらばらなのです。
いずれにせよ
建築費用というのは現場現場で変わり、プランも仕様もまだ何も無い状態で坪単価を言うこと自体がおかしいのですが、今回はこのことはちょっと置いておきます。
ここで問題になってくるのは、項目がたくさん出てきましたが、それぞれが、数十万から、場合によれば数百万するものもある為、入っている、いないが、かなりの、金額の差になってしまうことです。これは後々の
資金計画を大きく狂わすことになります。
さらに、もうひとつの、立場によって都合よく解釈できるというのは、
例えば売り手の立場でいけば、他社と差別化して、安いイメージをつくろうと思えば、意図的に坪単価の計算を、何もついていない本体工事費(構造体に最低限の設備がついた状態)ですればいいわけです。これ以外はすべて別途費用となります。
そして、その意図的に安くした坪単価を大々的に広告するわけです。特別価格 坪35万〜と。
一方、買い手側がその広告を見た時、どういう解釈をするかというと、多くは、「私の欲しい家の大きさは、このプラン集のbTくらいだから、延べ床面積が32坪として・・・坪単価35万をかけて・・・1120万ね。」
(35万〜の〜の後は、普通は35万より高い金額が入りますが、多くのひとは計算する時は35万で計算します。)
と、なります。これでこの買い手のかたは、1120万を基準に資金計画を立ててしまう事になるわけです。1120万で建つとは思わないにしても、まあ、2割ちょっとくらいはアップするとして、1400万くらいあればなんとかなりそうね。となってしまうわけです。
いかがでしょうか。業者の言う建築費がばらばら、解釈もばらばら、売り手と買い手の思いもばらばら。これではうまくいくはずありません。
ここでは詳しく書きませんが、さらに別途費用として消費税や印紙代などの税金関係、
ローン諸費用や登記費用などもかかってきます。その他引越し費用や地鎮祭費用なども家をたてるにはかかってきます。
住宅の検討初期に本当の総額を正しくつかむことはむずかしいものです。今後この問題にも取り組んでいきます。
posted by きーちゃん at 22:25|
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