2006年02月14日

勝手口と防犯

勝手口は、防犯に気をつけなければなりません。


普通、勝手口は、玄関に比べて、多少奥まったところにあります。


泥棒や空き巣にとっては、表の道から、見えにくいところにあるわけです。


当然狙われやすい、という事になります。(中には玄関から堂々と入るケースもあるらしいですが)


勝手口を便利に使うためにはこの欠点である、防犯面の対策をしておかないといけないわけです。


まず、知識として知っておいていただきたいのは、一戸建て住宅の場合、空き巣の進入の約70パーセントが、ガラス破りという事です。


ガラスということは、多くは「窓」という事ですが、勝手口にもガラスが大きいタイプがあります。


実際、勝手口もガラスを割られて、鍵を開けられるケースが多いという事です。


それでは、以上のことをふまえ、具体的に見ていきます。


<家に近づけない工夫>
まず見通しです。道からできるだけ見通しが良くなるように工夫しましょう。これには外構計画もからんできます。


次に音です。昔から良くある砂利を地面に敷いて人が歩くとじゃりじゃり音がする、というのも効果的です。

しかし、これは、普段家族が通るときもうるさい上に、歩きづらいので、家の裏側など、あまり人の通らないところのほうがいいかもしれません。


そして照明計画。特に夜間、光で威嚇するというものです。センサーライトというものがあります。センサーの種類によって、動きや温度など感知の方法が違います。

これは、急にパッと明るくなるので効果的です。


<ガラスを破られない工夫>
これは防犯フィルムにかぎります。これは、もし割られたとしても、フィルムが丈夫なので、貫通しないものです。


もともとガラスの中にフィルムがはさんであるものもありますし、後からでもフィルムを貼る事ができます。


このフィルムは、とても効果が高いらしいので、心配な窓には貼っておくことをおすすめします。


また、特に勝手口に関しては、ガラスを割っても手が入らないように、面格子がついているものが多いですが、スキマが大きめだと、手を入れられてしまいます。


そのスキマから手が入らないものがいいでしょう。


面格子のスキマがせまく、見た目にどう考えても手が入らないと、割る事さえもしないでしょうから。


<鍵について>
そして鍵です。鍵は二つ、離れたところがベストです。


鍵についてはもうひとつ。


「居空きと無締り」というのをご存知でしょうか。


まず、居空きというのは家の中に人が居るのに進入し、物を盗んだりする事です。食事や、昼寝の最中が多いとのことです。


家に居るからといって、鍵をかけていないところを狙ったものです。


そして無締りというのは、鍵のかけ忘れです。


この「居空きと無締り」だけは、その他の色んな対策をしても、何の効果もなくなります。


しかも、発生率は、驚くほど高いことを、覚えておいてください。


鍵については、もう一度見直しましょう。


家に居る時もきちんと戸締り、出かける時は鍵をきっちり閉めましょう。


次回は、「キッチンの位置」です。


もっと色んな事が知りたい
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2006年02月12日

非常口としての勝手口

今回のテーマは「非常口としての勝手口」です。


ここでは、二つの意味で「非常口」を考えます。


まずは、いわゆる「非常口」です。


ホテル旅館、映画館や、デパートなど、あらゆる屋内施設には非常口があります。


これは当然、災害時などの非難口となります。


用心深い私は、一応チェックしておきます。


普通一般住宅では、非常口という発想は無いと思います。


しかし、地震、台風、火事、泥棒など何があるかわからない時代です。


外への出口が二ヶ所、しかも履物付きであればひとまず安心でしょう。


もし、一方に、なんらかの障害があってももうひとつあれば心強いものです。


勝手口が無い場合でも掃き出し窓(外に出られる下まである窓)があればそこからも出られます。


その場合は、万一のときの事を考えると履物は、家族分あったほうがいいのかもしれません。


そしてもうひとつの非常口とは、「玄関を通りたくないときのための出入り口」です。


これは、


玄関に会いたくない人が来ていて長話をしているときに、外に出かけたい時とか、


家族に内緒で外に出かけたい時とか、逆に帰ってきたい時とか、


要するにこそっと出入りするための非常口です。


鍵が外から開け閉めできる事が、ポイントとなります。


ただこの二つ目の「非常口」は、その使い方を子供にばれないようにしないと、リビング内階段の工夫などが、まるで無駄になってしまいますのでご注意ください。


次回は「勝手口の防犯」です。
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2006年02月10日

勝手口の役割

前回の続きです。


ここまで来ると、「ただの勝手口」が、立派な、


「裏口」、


「非常口」、


「買い物などの荷物の搬入口」、


「どろだらけの子供の受け入れ口」、


「ゴミ出し口」、


「雨の日の車までの近道」


などに変身するわけです。


そして、勝手口周辺は、「ただの土地の空きスペース」が、


「外用の物置」、


「泥付野菜や、ドロ付スポーツ道具、ドロ付靴、ドロ付衣類の仮置き場」、


ゴミ箱置き場」、


「ドロだらけの物の洗い場」、


「またその干し場」、


ビールケース置き場」、


「根菜置き場」、


下駄箱置き場」、


などに変身するのです。


更にまた、この勝手口周辺から、隣接し、物干し場や、家の裏の物置や、ストッカーなどにつながると、更に便利になります。


もちろん、家族の通勤、通学、普段の出入り、お客様のお出迎えなどは、「玄関」を使います。


とにかく、玄関は、もともと汚れやすいものですが、一方で、いつも最もきれいにしておきたい場所でもあります。


これを解決するひとつの方法が、勝手口の有効利用かもしれません。


勝手口にキチンとした役割をもたせる事により、いつも玄関は気持ちよく使う事ができるのです。


次回は、「非常口としての勝手口」です。
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勝手口の周辺

今回の勝手口シリーズは「ある理想のパターン」をイメージして書きました。


敷地の形状や、家の規模、優先順位などが、それぞれあるとは思いますので、参考にできる方は参考にしてください。


前回、受け入れ態勢という話をしました。


まず、通路幅です。勝手口から、道路に出るまでの通路が、あまり狭いようだと、勝手口そのものが思ったほど機能しません。


その場合だと、逆に無くてもいいのです。


「家の配置」と言って、敷地に建物をどう配置するかを検討する時にこの通路の幅(建物と、隣地境界までの距離)は、家の周りすべてにおいて、重要な意味を持ちます。


(この「家の配置」の重要性については、別の機会に書きます。)


60センチは無いと、きついでしょう。それ以下だと、特殊な勝手口をつけないとドアそのものが全部開きません。


できれば、80センチ以上は欲しいところです。


しかも、それらの寸法は、「有効幅」といって、壁の厚みや、ブロック塀の厚みなどを差し引き、実際に残る幅のことです。


(図面上では間違えやすく、もめるもとですので、必ず「有効寸法」を確かめましょう。)


物を運ぶ、物を置いておく、作業をする、雨の日は傘をさす。こういったことが楽にできる幅がほしいのです。


次に、勝手口周辺には、屋根がほしいです。


それも、メーカー住宅についているようなちっちゃな勝手口庇(ひさし)では、残念ながら、話になりません。


勝手口周辺を大きくカバーし、その下で、雨の日でも作業ができるぐらいの広さがほしいです。


ゴミ箱も数個置け、他にもいろいろ置けるぐらいほしいのです。


そして、そこに、立水栓もあると便利です。


更に、横からの雨や、視線をさえぎるようなカバーがあれば最高です。


ここまでするとどうなるか。


続きは次回で。


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2006年02月08日

勝手口の重要性

勝手口をどうするか。


間取りの打合せの時、これもスッと話題から消えがちです。


「つけるかつけないか」にのみに焦点があたり、「どう活かすか」にはあまり触れられていないのではないでしょうか。


ここはとても重要なので、何回かに分けて、気合を入れて書きます。


まず、前回に少し触れた、駐車場とキッチンの位置関係です。


車で重い物を運ぶ時、後部座席や、トランクに入れることが多いと思いますが、この位置と、キッチン(勝手口)の位置を意図的に近くするのです。


車はガレージにおしりから入れることが多いので、それも利用します。


もちろん敷地の形状や、方角、道路との高低差などもありますが、駐車場がうまくキッチンと近づけられると日々の暮らしがかなり便利になります。


日常的に、車で運ぶ重いものとは、買い込んだ食料品、ビールやお酒のケース、大きな荷物、泥だらけのスポーツの道具などです。


これらはできるだけ距離を短く、メインのところでないコースで、目的地に運びたいものです。


しかも、その目的地は、いずれもキッチン周辺です。


雨の降る日なんかは、特にありがたいでしょう。


しかし、この距離や、場所だけではいけません。


ポイントは、勝手口周辺にそれらの受け入れ態勢が整っていないとダメなのです。


つづきは次回へ。

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2006年02月07日

勝手口は必要か?

キッチンには勝手口が絶対あったほうがいいと私は思います。


色んな状況によって、泣く泣く、無くしてしまうケースもあるとは思いますが、できるだけ付けましょう。


私は現役の頃、間取りを作る時、まずガレージ、次にそこから連動してキッチンの位置を考えたものです。


そしてそこには、勝手口が必要です。


玄関より先に、勝手口の位置を考えたぐらいです。


では何がそんなに重要なのか。


次回は、詳しく見ていきます。



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